やわらか

ダンシング・ベートーヴェンのやわらかのレビュー・感想・評価

3.5
2か月に一回ぐらいのペースで観る、ヒューマントラストシネマの文芸系ドキュメンタリー映画(メットガラとかセルゲイ・ポルーニンとか)
 
「ダンシング・ベートベン」ってナポレオン時代のドラマとかかと思ったら、バレエ団(モーリス・ベジャール)の演目だったのか。ベートーベンの第九に生前ベジャールが振付した演目を久しぶりに再演するという内容。
 
ポルーニンがそうであるように、この作品もバレエ門外漢の自分に技能的な評価はできないけど、東京公演を取り上げているいることもあって割と観やすかったと思う。グループを対象にしていることもあって、個人のドラマ的な演出はそんなになかったと思うし。
 
途中、三浦雅士氏が英語でインタビューを受けるシーンがあるけど、第九のバレエを観た感想を日本語で答えてと言われて答えに詰まっていたのが印象的。母語だとかっこつけて話せなくなるというのはありそうな気もするけど、単にいい表現が思い浮かばなかっただけかもしれない。
 
作品とは関係ないけれど、ヒューマントラストシネマ有楽町で文芸作品を観ると、毎回マナーの悪い客に遭遇する。今回は隣の年配の女性がずっと袋のようなものを手で触って音を立てていたので、途中で文句を言ったら収まった。割と空いていて抑制が効かない年配の人が多いからかなぁ。
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