ダンシング・ベートーヴェンの作品情報・感想・評価・動画配信

「ダンシング・ベートーヴェン」に投稿された感想・評価

morisaki

morisakiの感想・評価

3.5
人類皆兄弟を共有するためにダンスや音楽は存在してるのかもしれない!芸術は存在してるのかもしれない!!そのくらいにベートーベンやベジャールが壮大で開放的だーーー!
QvQ

QvQの感想・評価

3.6
バレエには全く縁がないにも関わらず、意外とバレエの映画はよく観ている。なぜか好き。生の舞台は一回も見たことないのに。

ベジャールについても有名な振付師、くらいの知識。だからこれ観てちょっとはわかって良かった。日本とも縁がある人だったんだね。

芸術家で、人間や社会の在りようを広く深く考える人は、いろいろ突き詰めてやっていくうちやっぱり人類皆兄弟というような考えに行き着くんだろうな。そういうところに芸術の意味があるっていう考え方にはとても賛同できる。私なんかが偉そうに言うことでもないけど(^^;

バレエはやっぱり美しい。ベートーヴェンとの融合もなかなか素敵だった。ドキュメンタリー映画としての出来はここでも何人かの方がおっしゃってる通りそんなにうまくはない気がしたけれど、とりあえずバレエの美しさ、それに情熱を傾ける人々、そしてベジャールさんの考え方、それが知れる・観れることだけでも十分かなという気はしました。

いつか生の舞台も観てみたいものです。
yuko0925

yuko0925の感想・評価

3.0
ジル・ロマンの娘がナビゲーター。
ちょっとイマイチだった。
追うテーマが多すぎて焦点がぼやけた感じ。
ある程度ベジャールのことやバレエ団のことを知らないと全く伝わらないと思う。
atto

attoの感想・評価

3.8
途中教授の英語でのスピーチが出てきたが、インタビューワーの彼女が日本語で良いので答えて下さい。

とその後言ったのはもしかすると英語の発音が関係してるかもしれない。

教授は子音のみで構成されてる単語に母音が入って発音をしてた。
インタビュワーの彼女はちょっと聞きづらかったのかもしれない。

その後直ぐに日本語で解説出来なかったのは教授の頭が英語脳になっていたから、きっと。

ともあれ、第九の作品を垣間見れるこの映画は貴重で、ベジャール関連の他の作品のファンでもある私はジルがパパになっていた事に冒頭からテンションが上がる。

あのローザンヌのスタジオはいつ見ても魅力的で、作中ジルが教える為に身体を動かすシーンが数秒入っていたがその数秒だけでもジル・ロマンの凄さを感じたのは贔屓目だろうか。

第九とボレロは絶対必ずこの目で見たい。

いやコロナ収束したら絶対観に行く。

このレビューはネタバレを含みます

モーリス・ベジャールがベートヴェンの交響曲第9番に振り付けた大作に挑む人々の9か月を追ったドキュメンタリー。
この映画は、バレエ団やダンサーの裏側を描くというよりも、この曲のテーマである「人類」と「世界」についての考察である。

その表れとして、映画の冒頭はベジャールバレエ団の本拠地・ローザンヌに存在した修道士が説いたとされるカタリ派の教義から始まる。
「世界には善と悪 2つの創造主がいる。神と悪魔だ。そして現世は悪に支配された悪魔の王国である。」
辛いことのとかく多いこの世の中は、果たして善の世界か。悪の世界かー。

人間が手を結ぶこと、人が人を愛することを希求したベートーヴェンとベジャールの共作であるバレエ「交響曲第9番」を描くこの映画は、目の前の変化や痛みや不安にもがきながらも生きている人間たちの姿を描くことで、そのようなちっぽけな人間だからこそ手を結ぶんだという作品のメッセージを、説得力を持って輝かせる。
ジル・ロマンが語る言葉も印象的だった。
「世界が狭くなる中で みんながSNSで自分はああだ こうだと言っている だが我々は皆取るに足りない人間だ 己と闘いながら生きているだけのね」
そして、映画の末尾は東京での公演の様子が納められ、最後に本作の語り手が再び冒頭の教義について触れる。
「自分は善と悪は同じ場所にあると思う それは私たちの手の中に」と。分断が進む現代の世界で、我々は「人類が兄弟である」なんて、心の底から言えるのだろうか。そんなことは理想だとあざ笑われるだろうか。しかし、2人の芸術家は真剣に理想に向き合った。その理想が実現するのは難しいことなど百も承知の上で、自分がすべきことを本気で考えていたのだと思う。
そしてベジャールは言う
「希望は常に勝利である」
honobon

honobonの感想・評価

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今年の締めは第九。
バレエでベートーヴェン交響曲第九を表現よしようという大掛かりなプロジェクトの再演を追うドキュメンタリー。

幸せで不幸な降板や怪我での降板など様々なことがありながらの上演。…日本でやっていたのか。

実際のシーンはそこまで長くないけど、見に行きたい!と思える内容だった。ズービン・メータ指揮だし。

このレビューはネタバレを含みます

私は評論家ではないし、専門的な知識だとかは持ち合わせていない。だから、主観的で感覚的にしか物事を捉えられていないんだと思うけど…

そんな私の『第九』に抱くイメージは…

深く、大きな苦悩と…
それでも瞬間の歓喜に手を伸ばす…
人の在り方のイメージ。


作品の冒頭に似たような台詞があった。

『大いなる楽観』

確かに、そうだね…と頷いた。


途中、禅の話が出ていて、線ではなく円環であるという言葉があった。だから…苦悩も歓びも円環。そうで無ければ、きっと歓びは萎れて枯れて、二度と咲かなくなってしまうんだろう。

要は…連綿と、続いていくこと。

人が生まれ、新たな種を生み出して、死んでいく。花を咲かせ、枯れて、また花が咲くように…続いていく。

その円環を考える。
大いなる楽観と共に。

ヒトが生まれて、肌の色も、言語も、思想も分たれて拡がって、現在がある。

きっとこの舞台の瞬間の、限られた時間だけだったとしても、その一瞬の為に、作る側、観る側が集っている…ひとつの場所に。それさえも円環の一部に思える。

鼻で笑われるかもしれないけれど…

実はそれが、理想の世界の体現なんです。
至上のカタルシスの根源。

ボレロだってそう。

全てを収斂させて…
ひとつへと導くような旋律。
表現として、とても似ている。

どうしようもない自分自身も、この大きな大きな円環の一端を担って、いつかは過去となって、今を未来に繋いでいるって事を、感じさせてくれる。

繋がって、続いて…
ものすごい愛だな…なんてね。
そんな事さえ、考えてしまう。

どれだけ酷い世界だったとしても…
僅かに見えるキラキラしたものに、手を伸ばし続けなきゃいけないんだよね。

そう考えると…火に飛び込んで燃える虫を、笑えはしないでしょう?(苦笑)

ホド爺のエンドレス・ポエトリーの中で歌われた『燃える蝶』が想起された。爺は燃えても飛び続ける超人だけどね(爆)

この…遠くにあって、それでも温かくて、その熱さを求めてしまう…太陽のような光が『希望』なんだろう。

愚かしくとも、捨てられない欲求。
人が、人である証。


それにしたって『あらすじ』を書いた人は何を考えてたんだろう?それを訴えたい作品じゃないでしょうに…(苦笑)

どんな素晴らしい舞台であっても、それを作り上げるのは人間で、時に不格好に…人間くさく、それぞれの選択を続けながら進んでいく…そんな風にも見えたけどね。

そう考えると、確かに今のこの酷い世界も…これはこれで『人間くさい』なんだわって、自嘲的な笑みが浮かびそうになった。

やっぱり観るなら…
こういう作品だねぇ(独白w)
ベートーヴェンの第九をバレエで表現したベジャール。彼の表現したかったものを、現代のモーリスベジャールバレエ団と東京バレエ団が再演にチャレンジ、その舞台裏。当時を知る人達が少しずつ残っている時代だからこそのインタビューもあり。妊娠はあるし怪我はあるし、スムーズには進まなくても、誰かがチャンスを得て講演は始まる。多様性がぶつかり合って一つになる喜び。指揮はズービンメータだったのか。生で観たかったな。‬
バレエすっごい。内容微妙だったけどバレエすっごい。所作が美しい。
 いずれ生で観てみたい。。。!
バレエには元々さほど興味を持っていない人間でしたが、本公演をフルでみたい…!!!と思いました。
心を動かされそうな予感がビシビシときます。
バレエダンサーは、アスリートかつアーティストなのだな…すさまじい存在だな…
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