意識不明の重体になった人間の体にミクロ化して冒険探査して生命を救おう!というSFアドベンチャー。
1966年製作という事で、どこか『2001年宇宙の旅』を思わせる、当時の出来うる事実考証に基づいて作った努力がうかがえる意欲作。
どうしても50年前のSFなので、拭えないショボさは感じるけれど、そこは愛嬌として楽しむとして、やっぱり後世のSF映画に与えた影響は大きいんだろうなあと感じた。
クライマックスの何だかヌルっとした謀略は、地味にリアリティがあり、脱出方法が何だか自分にはキュートに思えた。
あえて最先端のSF映画観た後にこれを鑑賞すると心地よいスローカーブで空振りするような錯覚を楽しめること請け合いです(笑)