エエェェライザァァァァァァーーーッ！！！！
大根仁監督の作品は個人的にちょっと波長が合わない傾向にあったけど今回はめっちゃ良かった！オリジナル版より好き。
まず安室奈美恵という日本国民の共通言語を軸に持って来たことで、当事者じゃない自分のような世代にも彼女たちの経た時間の感覚が伝わるし、篠原涼子を主人公に据えた意味も理解出来ました。
安室奈美恵がずっとトップランナーであり続けたこと、篠原涼子がTKプロデュースを経て女優として見事に飛躍した現在の状況が奇跡的な説得力をもたらしてる。
はじめは違和感しかなかった篠原涼子と広瀬すずが、物語が進むにつれて同一人格に見えて来る不思議。
エライザ様の神々しい御御足と神々しいエライザ感（エライザ様とおでん屋台行って、熱々こんにゃくで頬っぺた殴り回して欲しい）など、キャストは概ね素晴らしかったけど、特にともさかりえの薄幸な演技がめちゃくちゃ巧かった。
オリジナル版の演出はほぼ忘れたけど、高校時代と現在のシームレスな切り替えもシームレスだし、エヴァとか耳をすませばの看板とか、日本ならではのポップカルチャーアレンジも分かりやすくて良いよね。あと淡路島の名誉のために言っときたいけど、淡路島はめっちゃ良い所だしあんな喋り方しません笑
ビデオレターシーンは絶対泣くやつ！！あと主人公が昔の自分を慰めるシーン！エンドゲーム並みに泣いたったわ。山本舞香の涙の粒が光ってる。もらい泣きにもらい泣き。
オリジナル同様、観ていてかなり小っ恥ずかしくなる部分も勿論あるし、ラストの遺言ボーナスは今作でもあまり好きじゃない。
けれど日本が舞台である故、より身近で普遍的な青春成分を感じられるし、JK×TKの無敵感の前に、ハードボイルドなワイを以ってしても抗い切れない圧倒的敗北を喫しました。
工ﾗｨ廾″ﾏﾞ/″ネ申！！
