自分の居場所か否かは『好き』という判断だけ
で計ることはできないんですよね。
好きでも素質が無ければただの執着で自分の
首を締めることになりますから。
プロレスラーとして成功を掴むサラヤの話しも
心動かされますが、私としてはザックお兄ちゃん
の苦悩と挫折のほうが胸にきました。
プロレスが好きでも皆がスターにはなれません。
ザックお兄ちゃんの友達が『(サラヤには)お前が
いるからな。』というセリフ、グッときました。
そう、トレーナーとしてプロレスと関わることが
彼の素質が活きる道だったのですね。それが
分かった時の彼の憑き物が取れたような顔が
印象的でした。目が不自由な子にプロレスを
教えようなんて普通考えませんから。サラヤの
言うように凄いことをしている立派なお兄ちゃん
です。
サラヤが最後に戦うシーンはちょっと興奮して
しまいました。久し振りにプロレス見たから
かもしれません。小さい頃散々観てたのですが、
今でも好きなんでしょうね。
『ミッドサマー』のフローレンス・ピューが
サラヤを演じています。全然違う役どころなので
その点でも楽しめました。