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マスカレード・ホテルのmanamiのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
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仮面の下の素顔を暴き、人を疑い、犯人を追う警察の面々。仮面を剥ごうとせず、お客様を信じ、お客様を守るホテル側。事件解決に向けて協力しているようでいて、実のところ二つの組織の姿勢にはかなりの隔たりが存在する。
そしてそれぞれの考えを代表するのが、刑事の新田とホテルのフロント山岸。「対立していた二人がやがて互いを理解し合い、良きバディになっていく」っていう王道パターン。
それにしては、最初のバチバチやドタバタがちょっと弱いかな。意外とあっさり二人の距離が近付いてしまうし。「好きにさせるなよ」って上司が周りに通達するほど破天荒キャラらしき新田も、まあまあすんなりホテルマンに馴染んじゃうし。
それにしても次から次へと、よくもまあ変テコで怪しげでいわくありげな宿泊客ばかり訪れるもんだね。キャストも「真犯人っぽい」役者さんばかりで、誰も彼も疑わしく見えてくる。
「お祈りの儀式」のあたりからは特にツッコミどころあるけれど、まあそこは私が「目を瞑って」いれば、なんとかなるかな。
友情出演にはビックリだし、役名が「オオタケ」なのウケる。

83
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