AIモノとしては安定感バツグンの王道展開。
観たいものをそのまま観せてもらった感じで好印象です。
ただ、もともとはドラマシリーズ2本を無理矢理くっつけたんじゃないかと思わせるような違和感あり。途中で編集点みたいな奇妙な暗転もありますし。
ラストも、あと2分でどうまとめるんだろう、と思いきや、機械だと断定しちゃう警部。けど当の本人は自分のルーツ、アイデンティティに思いを馳せている模様…という感じでエンドロール。え、これからやのに。続編ありきだったのかもしれないけれども。
そういったところを抜きにしてみると、人工知能をアンチテーゼに、ニンゲンて、こうあるべきですよね、と教科書のように提示してくるところは非常に丁寧で、大好物なやつでした。
しょっぱなのIVRとケンカする警部からのエマとの邂逅もなかなか個人的には好きなセンスで、
思ったよりもコミカルでそういう意味では予想は裏切られたのではありますが。
毎回潜入する際のエマのコスプレもたのしい。てかこれぜったいドラマシリーズですよね。