重い腰あげ「ファントムスレッド」を鑑賞。腰あげて良かった。コブシの固〜い一品だった（何度も観たくはないのだが…）。途中からアルマはゼアウィルビーのポールダノに見えて仕方なかった。このカップルは存在の耐えられない軽さに通じるミスキャスト（←ほめてる）。そしてホラー感。監督PTAは自分に言い聞かせるようにこの作品を撮ったとしか今のオレには思えない。お姉さん役のレスリーマンヴィルが凄くいい。ダニエル・デイ=ルイスはもはや誰ともどことも釣り合わない怪物級の重量感。ニコルソン級だ。コメディではないんだが、途中笑ってしまった。
とにかくこの「ヤナ目線」で引っ張れる腕力が、PTAの底力だ。何度も観たくはないのだが！
