順慶

ドント・ウォーリーの順慶のレビュー・感想・評価

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)
3.3
風刺漫画家の話だと思っていたら、アルコール中毒の話。
ジョンが事故って、車椅子生活になって、風刺漫画家になるというストーリーの時制をバラバラにして、つなぎ合わせている。だから、行ったり来たりしながら進んでいく。いくつかの時代のジョンが並行してすすむ。

友人といっしょに酒を飲んで、深夜に友人が運転する車に乗る。映画を見ている側は、この後の顛末を知っているので、運転がひやひやして見ていられない。

車椅子生活になっても酒はやめられないのだが、やめるきっかけの母のエピソードは良かった。スケボー少年たちが、車椅子でコケたジョンを助けるシーンも良かった。

独特のタッチの絵が動く、しゃべる見せ方はいいが、時代と社会性がよくわからないので、風刺の意味がわかりにくい。ジョン個人を寄り添い過ぎていて、時代が見えないのが残念。

あと、ルーニーマーラが最高すぎた。
順慶

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