ky

港町のkyのレビュー・感想・評価

港町(2018年製作の映画)
3.9
ヤバい変なおばあちゃん見るんなんか辛い…。語彙力凄いから昔は頭良かったんじゃないかとか思ったけど、ずっと人とのコミュニケーションの取り方に問題があったのではなかろうか、偏見なしにしても超現実的に言ったらかなり病的に見えた。でもただただ独りが怖そうなのがめちゃくちゃ伝わってくる。。でもどうにか人と繋がっていたそうでコーヒー飲み行こうって…。で、坂を駆け上がって息が上がっててもべしゃった事が、本当なのか嘘なのかどっちにしろ、それを何万回も聞いたことがあるであろう、久美子さんをハブってる感じがある町民、家の2階が宇宙な無口なおばあちゃん達から醸し出される人間臭さがすんごいモヤモヤした。そしてただ一体何なんやろう久美子さんはこの作品でって考えてた時に表題の「港町」を思い出した途端閉塞的な観念に囚われてしまった。

カメラ向けられた人達、老人達がハキハキしてるけど、とめどない悲哀や諦めみたいなのを感じる。モノクロとかカメラワークとかで多少の嫌らしさを感じたけどそんなん此処に住んでる人々のエグさを観ていたら気にならない。むしろシンプルに無駄な情報を遮断してて観察に徹する態勢を取らされた、気がした、のにラストのメッセージ性は要らん気がした。ただラストは自分が分かってないだけかもしれないです。
ky

ky