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恋は雨上がりのようにのplantseedsのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
4.5
『夢に破れた男と、夢を失った少女。ちょっと普通ではない二人の恋模様』

今年はちはやふるといい、漫画原作作品が熱い!
今作もかなり気になる作品だったので、鑑賞しました。
原作未読です。

個人的に刺さりまくりというか、共感、感じる部分の多い作品でした。

<突然のけがで、大好きな陸上をなくなく離れることになった主人公あきら。
そんな傷心のあきらが、病院の帰りにふらりと立ち寄ったファミレス。
そこで出会ったのが、店長近藤。
沈んでいたあきらにサービスと、コーヒーを差し出し、その何気ない優しさが、落ち込んでいたあきらには、何よりもプレゼントだった。
あきらは、店長に恋心を抱くようになり、ファミレスでのバイトを決意する>

あきらのけがは、しょうがないアクシデントだったかもしれない。
だけれど、本当は好きなはずの、陸上に対する思いをどんどん心の底に押し込めてしまう。
わかるというか、本当の事実に向き合うのはつらいから、無意識でこうなってしまうのですよね。

本当に店長のことを好きだったと思うけど、それよりも大事な、大好きな走ること。
この恋は、それをうまく隠してしまうような、経験だったのかなあと思いました。

自分としても、自分のやりたいこと、好きなことをやる。
それは、時にあきらのような、苦しみをともなう。
でも、やっぱりそこからは、諦めず、逃げないことの大切さを感じました。

店長近藤も言っていましたが、
「若いというのは、希望に満ち溢れている。
だけど、同時に辛かったり、苦しかったりするものだ」
こんなことを言っていましたね。

店長近藤も、個人的には好きです。
周囲からは、「冴えない男」の烙印を押されていいましたが、
そんな近藤の優しさ、思いやり。
彼の素晴らしいところを誰よりも理解したのは、あきらだったのですね。

社会的なものだけで、人の良さは、決まらないですよ。
そんな、当たり前のようなことだけど、つい、忘れてしまいがちなこと。
そんなことを、あきらと近藤の関係から思いました。
常識外れだけど、すてきな関係ですよね。

映画はやっぱりええですね、
自分についてさらに知れたかも?(笑)、な鑑賞でした。

最近タイムライン全然見れてません(;''∀'')
フォロワーさん、いいねできなくてすみません。
なるべく、レビューの方も復活していきます!
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