レビューの一行目で咆えてる人多いｗ。わかります。
「息子が身代金目的で誘拐され、母親が困っているのに、大富豪の祖父がどケチで１セントも払ってくれない」って、もぉ最高にサイテーな不条理劇ｗｗｗおもしろいに決まってる！
【とことんままならない他人ｗ】
『エイリアン』に続き、リドリー・スコット監督らしい他人の睨み方に痺れました。
スピード感を共有できない人って無理...ヤなとこ突くよねホント(褒)。
愚鈍でマイペースな仲介人チェイスに、もう、あたしマジ、叫びそうだった(憤)。
結局、ゲティ爺がお金出してくれる経緯もよくわかんない、しかも節税対策、数日早ければ息子は.....あああもう！喚き散らしてぇー！
母ゲイルのキレ笑いがナマナマしくって胸に迫る。
片や、親子愛を振りかざして他人を意のままに操ろうとする母ゲイルの"人でなし"感も、ちゃんと描いていてフェアですわ。
あのね。
2021の年越しで仕事だった私、依頼主たるBBAの気まぐれとわがままと不機嫌に夜通し振り回されて、くたびれ儲けハナハダしくってさ。
あのオババには、私が"使えねぇチェイス君"に見えていたのかもしれないわ。
ほんと、世界ってこんなだよ、所詮。
人との摩擦で疲弊して、皆が損するようにできてる。
知ってたけどあらためて思い知ったわよ神様。へぇへぇ。
もう人間やだよう。洋館に引き籠って氷の彫刻作って暮らします私。
https://filmarks.com/movies/23200/reviews/52050269
「グダグダ言わず製作費ぃ寄越して黙ってろ」って配給元に言いたいし
「貴様の家族の問題で私の仕事を煩わせるな」ってスタッフに言いたいし
「私のノウハウよりも金に群がる寄生虫どもより、芸術のほうが大事だ！」って言いたいのかも。
登場人物、全員がリドリー=スコットで、全員が敵でもあるみたい。
クライマックスの開放劇がいまひとつ突き抜けないけど、スッキリしないモヤモヤはわざとかな。
話運びはおそろしくスムーズで観やすい！ずっと引き付けられた。
怒りと笑いをずっと掻き立てられる超不愉快エンターテイメントでした。
こんなん新年一発目？！私らしいや。へへっ。
あ！そうそう。
字幕とってもわかりやすかったんだけど、言葉遣いや些細な言い回しまで追いたくなる対話劇だから、吹替か英語字幕が欲しくなります。
