かつて我が妹がこんなことを言っていた。
「あざとい物は嫌いや。『カッコいいやろドヤー』『泣けるやろドヤー』『凄いやろドヤー』は、ハイハイってなって冷める。けど、『可愛いやろドヤー』だけはまじで抗えへん」
それな。要は何が言いたいかというと、
プーさん可愛すぎか!!╰(*T⬜︎T*)ノ
海外で作られたCGの動物たちって、大抵リアルすぎるか、デフォルメされすぎてて、好きになれないんだが、ディズニーのCGクオリティによる”ぬいぐるみ”のプーさんとその仲間たちの可愛さよ!!個人的には全映画でコレ一番可愛いキャラの出来だと思う!!
プーの造形とキャラ作りが原作寄りなのが最高!ディズニー製の、どぎつい色合いコントラストで、お笑いのボケ担当兼やられキャラへの仕掛け人みたいなコメディ気質のプーさんは苦手です。
話は、正直あざとい。もう可愛いプーたち全面に押しながら、可愛いやろドヤーが泣けるやろドヤーな物語をグリグリ押し込んでくる。
観る前から想像できるような、純粋無垢な子供が色々あって忙しい大人になって、家庭と仕事の両立も上手くいってなくて、そんな時に昔の友達プーさんたちに会うっていう流れなんだが、プーたちはクリストファーロビンだけが感じて見られる心の声とか子供時代の名残りとか、心にゆとりある生活の象徴的な心理的な存在なんじゃなくて、マジでこういう喋るぬいぐるみさんがリアルにいるっていう設定に、欧米的な雑さを感じる。というかむちゃくちゃやろ。あんだけロンドン市民に見られてて、そこで揉めそうな予感をそこそこ尺ややりとり取ってチラチラ見せつつ、結局フラグスルーしてた。コレ絶対そういうシーンも想定してたけど、主軸の物語の流れや生まれる感動に水刺す感じになるからカットしたとみた。
仕事と特殊状況でいっぱいいっぱいのロビンがプーさんに当たり散らして暴言吐いてたシーンは、正直自分と子供たちのこと投影して内省しながら見て涙出た。。ほんま気をつけようと思った。プーさん何にも悪くないのに、あんな優しい、気遣ってくれる心の広いプーさんに、何回「ごめんね、クリストファーロビン」って言わせてんねんロビン。。あかんやろ。。😢構いたくて寄ってきた子供たちを仕事で忙しいからと無碍にする自分を重ねた。しかし流石にプーさんに「僕のことも、捨てたの?」「ああ、そうかもね」「ごめんね、クリストファーロビン。僕のこと捨ててもいいよ」は言わせすぎやろう!!
クソ上司がドラマ「シャーロック」のマイクロフトの人。会社クライマックスの展開がメリーポピンズだが、可愛いやろドヤーに完全にやられてる私には、そんなご都合主義もう別に気になりません。。