映画館で鑑賞するタイミングを逃した今作でしたが漸く鑑賞する事が出来ました👀
同性愛者の少年の苦悩を描いた今作は、同性愛を罪と決めつける一方的な非難と偏見に満ちており正常に戻すと称し同性愛の矯正治療をする施設のシステムに1人の人権、尊厳を無視し押さえつける行いに疑問を感じざるをえなかった…
施設の同性愛者に対しての態度は明らかに見下していて対等の関係でないし何様のつもりだ?と憤りだけが募りました。
更に、セラピーの内容を口外するなって時点で怪しさ満点であったしこの施設に入った事でどれだけの人が矯正されたのか?トラウマを抱えてしまったのか?気にもなりました。
正直、家族からすればカミングアウトをされたら驚きを隠せないのも理解出来るけれど、自分を偽らせ苦しみながら一生を生きる位なら自分らしく生きる事を選択させてあげるのも親心ではないかな?と思ったりもします(そんな簡単に済むなら苦労しないけれどね…)
今でこそ同性愛を世間にカミングアウトし認知されているが、まだまだカミングアウト出来ず自分を偽り苦しんでいる人も存在しているだろうし市民権を得るには厳しい道程があると思う。
ルーカス・ヘッジズは感情の機敏を見事に演じていたし、両親役のニコール・キッドマン&ラッセル・クロウは流石の名優でしたね😌