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ある少年の告白のsayaのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
4.0
同性愛者を矯正するための施設にまつわる事実のお話。

罪を認めろと詰め寄られたり、憎んでもいない親に対する憎しみを叫べと言われたり、治療と称して根拠のない事をして金を取る。
あんな事で自分の生き方や心が変えられてしまうなら、それは本心じゃなくてもはや洗脳だと思った。

親は親で、世の中や身近に自分とは違う性的指向の人たちがいるという事を理解しているかしてないかじゃなくて、自分の子供がそうである事がもはや受け入れられない様子。

本人でさえ自分のそれに気づき戸惑っている所を、そのままでいいんだって1番に認めてほしい人にあんな風に扱われたら苦しいだろうなあ。

後半は親子にスポットを当てて、ルーカスヘッジズとニコールキッドマン、ラッセルクロウという豪華キャストがとても生きていたと思います。

今もあんな施設や治療と称した虐待のような事が罷り通っているならすごく恐ろしい。

ただ、大学生の頃に手を繋いで寝ただけだった芸術家の彼がお美し過ぎて、君の名は!?!?って感じだった。
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