叡福寺清子

フューリアス 双剣の戦士の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

フューリアス 双剣の戦士(2017年製作の映画)
3.0
ロシア作品と言え出来不出来がはっきりした印象ですが,本作は微妙でした.こんばんわ三遊亭呼延灼です。
東から襲来した蛮族と戦った英雄を謡った,民謡の映画化と割り切ればそこそこに楽しめる作品といえましょう.
詳しい方の記事では時代考証的には色々問題があるようですが,民謡の映画化と割り切れば,そこそこに楽しめる作品といえましょう.
二刀流で女にモテモテな英雄はどっかのキリト君みたいで,なんだかなぁという気もしなくはないですが,民謡の映画化と割り切れば,そこそこに楽しめる作品といえましょう.
雪に覆われたリャザンの大地の白と兵士達の衣装の黒.コントラストは美しいですが,血の赤色が足りないのは,ちょっと不満です.まぁ民謡の映画化と割り切れば(いや,そこは関係ないから)
リャザンの女性の美しさと民族衣装の華美は目の保養になります.それが20年くらいしたら・・・おっとそれ以上言うとセクハラ発言になるから止めておきましょう.
一方のバトゥ・ハンですが,陣中では指導力やカリスマ性に疑問視されるような発言がありましたが, 夜な夜な兵器の改良に努めたり,英雄に対しては敬意を示しふさわしい埋葬を命じるあたり,いい王だと思うのですがね.やっぱあれですかね,鶏の足を喰わせるのが駄目なんですかね.もしくは座布団を重ねて山つくるあたりが不人気の原因でしょうか.牢名主じゃないんだから・・・