さんしち

スパイダーマン:スパイダーバースのさんしちのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

MCUやスパイダーマンシリーズは全然知らないけど、予告で興味を持ったので鑑賞。吹き替え版。
大画面に映えるニューヨークの街並みにビビッドな色使い、そして外画吹き替え特有の小気味よい会話に序盤からテンションが上がる。派手なアクションやヒップホップ調の音楽もスタイリッシュで、知識はなくても映像体験として楽しめる作品でした。
主人公としてヒーローとなる過程が描かれたマイルス、くたびれたヒーローの復活が気持ちいいBパーカー、クールで頼れるヒロインのグウェンとキャラクターも魅力的。ノワール、ペニー&SP//dr、ハムの3人はストーリー上はあまり役割はなかったけど、それぞれに印象的なシーンもあり、画面の賑やかさやチーム感が増すといういい意味でも賑やかし。
敢えて気になる点を挙げると、コミック風味の再現なのかモノローグを吹き出しっぽく見せる演出はあまりピンと来なかったのと、おじさんがヴィランの側にいたバックボーンがあんまり描かれなかったのが肩透かしといえば肩透かし。ただ後者に関しては映画1本で考えればこれ以上尺を割いても冗長になっちゃうかな?
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