dai

スパイダーマン:スパイダーバースのdaiのレビュー・感想・評価

4.2
原題はSpider-Man: Into The Spider-Verse

世界観とアニメーション、共に文句なしの出来でした。世間の評価が高いことには大いに納得である。

Multiverseー多次元世界ーから各々唯一のスパイダーマンだと思っていた面々が、あるUniverseに集結し悪と戦う。一堂に会することで、ヒーローが抱える孤独をスパイダーマン同士が共有する展開はどこか切ない気持ちにさせるものがあった。

スタン・リーへのリスペクトも満載で、そういった点でマーベルファンには大満足なものであったと思われる。ヒーローとは、のくだりは想いが詰まっていた。

ただ、個人的に残念だったのは、アニメーションが「スゴイ」ということが先行してしまい、映画として「面白い」が時間差で訪れるような感覚だった。その時間差によってどこか冷めてしまったことがあった。
なんだろう、スゴイと思わせずにスゴイことをすることが、もしかしたら真のスゴイなのかもしれない。

20190517 再鑑賞
2回目は同僚のアメリカ人が本国から輸入したBlu-rayを借りての鑑賞。英語のみ。
結論、この映画は吹替では良さが半減している。英語で見たらとにかく最高だった。

It's a leap of faith. リスクを伴う挑戦

この素晴らしい言葉を英語で聞かずしてこの映画の魅力は語れない。
dai

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