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名探偵ピカチュウのOhuのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
2.7
ポケットモンスターに纏わる記憶と言えば、うろ覚えですが当時確か人気が出たあとで赤が売り切れてて、仕方なしに緑を選んだことや(後にセレクトバグでミュウやけつばんが出せてLv100以上育てられるという裏技が使える初期ロットの赤を買い直した)苦戦の末にフリーザーにマスターボール(ギガマスターボールという対戦相手のモンスターを獲れるガセなんかもあった)を使ってしまい、肝心のミュウツー戦でギリギリまで削ってハイパーボールでなんとかゲットし、メディカルセンターでミュウツーのHPを見たら1だったということくらいでした。その後、金・銀までだいぶ時が空いてしまい(赤・緑でホウオウを出せるガセなんかもあった)お別れとなってしまったコンテンツ。スマブラなんかでその後のシリーズの人気キャラと出会すもミュウツーを超えるデザイン(元はフリーザだよね)はなく、ポケGOもハマらなかった口ですが、ハリウッドで実写化ということで、当時を懐かしむ気持ちで鑑賞。お洒落に自身のない奴は黒を着とけと言わんばかりに影の多いこと多いこと。ありきの世界観をズートピア的なアプローチで置いてけぼりを回避し、ヤヌス・カミンスキー的なフィルターと色調で真実味を持たせ、アメイジングスパイダーマンっぽい物語で進んで行く本作ですが、見どころは何と言っても主人公を演じたジャスティス・スミスの演技力。ぶっ飛んだ脚本や世界観のなかで、終始説得力を持たせて観客の興味をキープし続ける力は、劇中のミュウツーさながらのサイコキネシスを持ち合わせているかのようでした
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