ヤズカシバド

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのヤズカシバドのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

周囲の無理解とそれ共に押し付けられるプレッシャー。自分が志乃だったらとっくの昔にブチ切れてると思う。それを乗り越えて成長していく志乃の姿にはグッときたし、それを演じる南沙良が炸裂してて、正直ちょっと引くぐらい良かった。菊池も最初は吐きそうなくらい嫌いだっけど、途中からなんだか感情移入してしまって、最後にはなんだか愛おしくなっていた。彼のスピンオフ作品が観たい。あと時代背景がすごく絶妙なのも良かった。ただ映画の始まり部分はとても良いのに、話が進展するにつれてどんどんつまらなくなっていく。ポップなのは良いんだけど、あまりにも都合が良すぎて気持ちが冷めてしまった。ラストも正直腑に落ちない終わり方。加代の歌う「魔法」は最高のロックンロールだと思う。