うるぐす

15時17分、パリ行きのうるぐすのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.1
【これから観に行く方へ】
「テロとの戦い」を描く映画だと思って観に行かないでください。
アクション映画ではありません。
ヒューマンストーリーです。
かつて落ちこぼれだった3人の少年の、成長と友情の物語です。シングルマザーと息子の物語です。

前情報を何も入れずに観に行きました。もしこのレビューに出会ってくれたなら、何も調べずに行った方が良いと思います。
終わってから、3人の役者の正体を知りました。衝撃です。こんなやり方あったのか!しかも、90分。すごいなあ。映画撮ったことないけど、俺なら絶対テロのシーン多く足してしまうよ。徹底的に削ぎ落として削ぎ落とした、剥き出しな映画です。

実際の事件を描く際に生まれるリアル、ドキュメンタリーを最大限に引き出す方法を、答えとして見せるこの映画、ちょっと凄過ぎます。
イーストウッド監督、その年齢で進化はなしよ。いや、この人だから出来たのか。
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