ユミコ

赤い天使のユミコのレビュー・感想・評価

赤い天使(1966年製作の映画)
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若尾文子さま演じる さくらという名の女性は陸軍病院に配属された従軍看護師。当然そこには毎日のように多くの負傷した兵士が続々と運び込まれてくる。兵士の怪我の手当てというより医師が有無を言わさず彼らの患部の腕や足をスパッと切断するという治療法が殆どだった‥‥。そんな環境に耐えなくてはならないさくら。その軍医の岡部(芦田伸介さま)もまた精神を病みながらの勤務の日々だった。
さらにさくらは入院中の兵士らから乱暴されたり院内のコレラの流行に直面したり負傷した兵士の一人をホテルに連れて行き望みを聞いてあげるはめになる等、精神面も身体もボロボロになりゆく中、同じ現場で働く軍医の岡部に恋心を抱き、それはやがて相思相愛になりお互いが支えとなりながらも過酷な毎日はさらに続いてゆく‥‥。

増村監督の作品とは知らずに大半を観てました。
グロテスクな光景の描写が続くのですがこの作品の場合モノクロであることによってそれらが薄められているように思います。
ただただ若尾文子さまがいつにも増して美しく、戦時下もなんのその しっかりメイクと眩しい白衣でまさに紅一点❗️の若尾さまの過酷な日々の物語なのでした。