クリープ ２のそそのレビュー・感想・評価

ホラーというか、ミドルエイジクライシスへのセラピー的映画というか、とにかく既存のPOVホラーとはかけ離れている。撮影者の肝が据わりすぎてることで加害者/被害者という二項対立の境界が段々薄れていくギャップが面白い。コッポラの名が言及されるように、殺人撮影に疲弊した男が若くエネルギッシュな動画配信者との交流で活気を取り戻す、映画の映画という側面も微かに感じる。なんなんだ。ジャンプスケアをもう完全にギャグとして振り切ってるのも好印象(流石に前作ラストほどのインパクトは無いが)