大変よかった。来日した名探偵エルロック・ショルメ(ルパンがお好きならニヤリとなる名)。彼を警護するパトレンの前に敵が現れ、お宝目当てのルパレンも登場し交戦していると、双方の赤が異世界に引き込まれてしまう。
まず何よりも、毎週TVで見せてくるあの疾走・躍動感溢れるアクションとその撮影をさらにブラッシュアップアクションに大歓喜。序盤の長回しも、なりゆきゆえというエクスキューズを挟んでのタッグシーンの華麗さもくらくらする程。CGと着ぐるみを効果的に使い変える巨大戦もよい。近年の日本においてハリウッドともアジアとも一味違った形で進化しつつあるその素晴らしさがスクリーンに溢れ出す。
また異世界に引き込まれる赤2人、若く軽妙だが暗がりを抱える魁利と、クソ真面目だが優しい朝加圭一郎(何故かフルネームで呼んでしまう)のほんの少しの交情と共闘。2人とも若いのに実にイイ顔をする。そういえば敵も2人組で、ルパパトの共闘も2人ずつで、ついでにライダーも同じなので今年は「合体」がSHT映画のキーワードなのかしらん。
