ライバッハというバンドが、北朝鮮に招待されてライブをします。
それだけのドキュメンタリーなのに、面白い！
まずライバッハというバンドの怪しさ、危うさ。それを上回る全体主義の北朝鮮というヤバイ国。なぜこのふたつが交わった。
思想は音楽に自由を与えるのか。
逆も然り？
監督さんがアナーキーな感じの人でありながら、バンドと北朝鮮側のスタッフの調整役として大変スマートな人。
バンドのリーダーは規則を破って街で一人歩きしちゃう！みんなプンプン…笑
セッションするモランボン楽団の女の子たちは、美しい歌声で容姿も選ばれし人間って感じ。休憩中眠ってたりする姿は素朴で可愛い。
本番のライブ映像は終わりの方に少しだけ。北朝鮮のお客さんたちの様子も含めて、ライブというよりお互いを見定めてるような、ちょっと変わった雰囲気だった。
音楽と思想と独裁国家。
世界は広いなー。
