ヤマカワ

ボリショイ・バレエ 2人のスワンのヤマカワのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

途中まで随分前に見たので忘れているところもあったが…
ユリアがカリーナの母とドライブに行くところまでみ見て、これは娘大好き金持ちママに絶対何かしらされる…と思って怖くなって辞めてしまった。

そんなに怖くもなく、「貧しい貴様に金をやるから娘のカリーナに主役を譲れ」ということだった。
一度はその取引をはね返すユリアだが、年末休暇で自宅に戻った際に家庭の現状を見て、その取引に応じてしまう。

ユリアがかなり破天荒キャラなので、学校でも「またアイツ逆らってんな、でも流石に眠れる森の美女オーロラを勝手に降りるのはヤバい。」くらいにしか捉えられてない感じが悲しかった。
特に恩師のゴリ押しみたいなかたちで主役になってると思われているっぽかったし。

バレエ学校での実力はユリア>カリーナだけど、
バレエ団に入ってからはカリーナ>ユリアかと…。

これはユリア自身がバレエでないものに屈してしまい、自信を持って、または楽しく踊ることができなくなってしまったからなのではないか。

カリーナ自身もバレエ学校時代からユリアを認めてはいたものの、やはりユリアがいることで一番にはなれなかったが、オーロラを演じてからぐっと自信が持てるようになったのかな?あと彼氏?の影響もあるのかもだが…

気持ちの面で負けてしまっていると行動にも表れてしまう。
ソリストと群舞では求められるものも違うので、コールドに合わせようとするユリアが合わせられない、ところ悲しかった…
そして憧れのダンサーにもコールドに慣れすぎたと言われてしまう。

最後は大舞台で踊るユリアのスローモーションで終わり。

少し物足りなさもあったけど、ユリアとカリーナの性格違う正反対の対比がよかった。
今後はふたりともバチバチやりあって、主役の奪い合いしてほしいです…
ヤマカワ

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