このレビューはネタバレを含みます
シャロン・テート事件の知識が前提で、ネタバレ禁止のタランティーノ映画といわれればオチは丸わかりなのだが、今回が1番いいと思った。
いままでのリベラル歴史修正シリーズとは根本的に機能が違う。
この映画の中でシャロン・テートは死なないのだけど、これはもっと一般化して文字通り捉えることができる。
つまり、映画の中でシャロン・テートは死なない。映画の中でシャロン・テートは生きつづけている。
そしてこれはかなり正しい。なぜならシャロン・テートの映画は今でも見られるのだから。
こんな死の悼みかたは映画にしかできないかもしれない。