みどり

グッバイ、リチャード!のみどりのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
-
2021/6/8

突然余命宣告されたなら…

この手のお話はたくさん見てきたけれど
自分の生き方を省みることができるのは映画ならでは


チャンスを逃さず掴み取ること


今を精一杯生きているかな、と思う
なんだかんだと忙しい毎日
時間がないことを理由に思い描いているような丁寧な生活ができていない

善く死ねるように善く生きること
それはリチャードが言う
存在するだけじゃなくて生きなければいけない
と言う言葉に直結していると思う


死を間近にしての彼の行動のひとつひとつがすごい
辛いからと病院に駆け込むのではなく
とにかく今をただ好き勝手に生きる
死を前にして悲しんだりするよりも
残された時間をどう生きるか、
妻と娘との関係が少しずつ変化していく様子もよかった


人間ヤケクソになるとなんとかなったり、さらけ出す姿に魅力を感じてくれる人もいたり
人生って何が起こるかわからなくて楽しいんだなぁと再確認


死は悲しいはずなのに
不思議とそう感じさせないところがよくて
目的地は分からないけれど
自分で道を切り拓いていく姿がなんとも言えなくて好き
みどり

みどり