このレビューはネタバレを含みます
2023年48本目。
ありがとうガーディアンズ。
ありがとうジェームズ・ガン大師匠。
泣かせにきてるの分かってるのに、途中まで我慢してたのに、気づいたら大洪水。めちゃくちゃ泣かせた直後にめちゃくちゃ笑わせてくるからもう感情がグッチャグチャ。
1作目の方が1本としての完成度としては高いかもしれないけどガーディアンズがどのような道のりを歩んできたか、今作は家族としての絆が深まった様を見れて感極まってしまう演出が多くてより記憶に残った。
ガーディアンズ・シリーズの良さは誰が主人公でもおかしくないぐらい全員にスポットライトが当たるし、全員が2014年の初出し時より成長が見れて素晴らしかった。今作はロケット・ラクーンに1番心が動かされたのは当たり前として、ネビュラの成長に涙してしまった。
また3作共通して言えるのが敵が共感できないぐらい全員クソ野郎なので変に感情移入せずにガーディアンズ側で物語を楽しめることだと思う。
前2作みたいなハッピーなオープニング曲ではなくRadioheadのCreepを選ぶあたり今作は重いだろうなって思ったけど相変わらずのジョーク連発で嬉しかった。vol2が割とユーモア多めだったので今作はユーモアとシリアスさが絶妙にバランス取れていて良かった。
誰が死んでもおかしくなかった今作で、全員に死にそうなシーンを用意して結局誰も死なないのは性格悪いよガン監督。ガーディアンズが湿っぽい終わり方するのは好きではないのでハッピーな前向きな曲で終わって(あそこでDog Days are Overはズルすぎる)皆が自分の道を進むのはこの家族の終わり方としては完璧だなと。
アダム・ウォーロックがただの邪魔してくるサイドキャラクターだったのは解せないが、この先メインになるキャラだろうし、ウィル・ポールターの使い方としては正しいので許します。
新生ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと伝説のアウトローの復帰を楽しみに待っています。