たつなみ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のたつなみのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

おかえり、そしてありがとうジェームズ・ガン。
寂しいけど愛すべきガーディアンズの物語もこれで完結。
結果的にこの作品でガン監督がMCUへ仁義を切る形になってしまったのはとても残念だ。

本作も相変わらずの「全部盛り」でとても楽しい。
が、VOL.2の様なお祭り感は薄くて、監督が「自分の分身」と呼ぶロケットの内面を中心に描いている。

無名の立場から大抜擢され、一躍スター監督にまで引き上げてくれつつも、心無い輩に挙げ足を取られたガン監督のマーベルへの想い。
ハイエボリューショナリーの自己満足の為に実験台にされ、全てを失っても最愛の仲間に出会えたロケット・ラクーン。
2人の背景が重なり、「あるがままで良いんだよ」という暖かいメッセージに辿り着く。

人生はいつも楽しいことばかりじゃない。
むしろ辛いことの方が多いかもしれない。
それでも最高にイカした音楽と共に笑い合える仲間が居ればきっと生きていける。

ラストでロケットがチョイスした曲。
私の心を鷲掴みにした、あの一作目のオープニング曲『Come and Get Your Love』じゃないか!
どんだけ最高なんだよ!
もう満点を付けるしか無いじゃないか‼︎
あとなにあの長回しシーン!
すげぇカッコいい!

そしてシリアルをすするスターロードで終幕…笑笑
最後までこういうマヌケな感じも大好きすぎる。

もう一度言わせてください。
ジェームズ・ガン監督 銀河一クソカッコいいコイツらに出会えた事に本当に感謝します。
ありがとう!