Kubo

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のKuboのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

MCU フェーズ5の始まりであり
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3 、
つまり同作トリロジーの終幕--

新たなフェーズの始まりの終わりを告げて
堂々たるGOGの終わりの始まりを遂げたかのようでした。


フェーズ4に入ってからは、
ほんの少しばかり新たな設定の位置付けと
逝ってしまわれたヒーローの跡を辿る物語が多かったですが
やはり、同監督の手に掛かれば
"マルチバース"を使わずとも、その凝縮されたエンタメ性のみで感動を押し広げていきました。


今まで謎に包まれていたロケットの生い立ち
前作の大敵エゴと同等、もしくはそれ以上の存在
一つも余すところなく愉しくなれる美術と背景
1作目から全く衰えないアクションのスケールとスピード感


ピーターは祖父と、ドラッグスは父親の顔と
ガモーラ,ネビュラは姉妹の絆と
ロケット,グルートは他の生物とも通わせる心を。

あくまでも、個々の背景・生い立ちがありつつ、そのキャラクターだからこその言動になる。

クライマックスの救出シーンに関しては
最早スペースオペラにおけるノアの方舟の象徴と化していて、とてもそれぞれのキャラの昇華が
凝縮された瞬間だと思えました。


P.S. ガン監督によるMCUへの多大な貢献に感謝を込めたいと思いました。
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