海猫

ファイナル・スコアの海猫のレビュー・感想・評価

ファイナル・スコア(2018年製作の映画)
3.5
スタジアムを舞台にしたダイ・ハードといった内容で、ストーリーの展開もダイ・ハードをかなり踏襲している。語りが簡潔でテンポ良く進んでいくので、退屈しない。アクションシーンも、状況や場所を生かした闘いをあの手この手で仕込んでる。肉弾戦、格闘戦、銃撃戦、スタジアム内でバイクチェイスなどバラエティーに富んだ仕掛けが詰め込まれサービス精神を感じた。オリジナリティーに関してはどうしても足りないとは思うが、主役のデイブ・バウティスタの大柄でタフそうな肉体や風貌がかなりのプラス要素。常人では百回死んでしまいそうな事態を乗り越え闘う様に納得がいく。細かいことを言うといろいろなくはないが、主役のパワーと演出のノリの良さで持っていった感じ。最初は愛想の悪かった会場整理係のファイサルが、最後には成長した人間性を見せたり、小技が効いている。定番のパターンをきっちりやり切った作品で小気味良い。
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