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クリード 炎の宿敵のsingerのレビュー・感想・評価

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.1
最高の体験が出来たなぁと思います。
そして、これが感無量というヤツなんだなと、
観終わってからずっと残っている、
確かな手応えをヒシヒシと感じ取ってます。

冒頭、ドルフ・ラングレンが映った瞬間から、
既に込み上げてくる物があって、
ロッキーシリーズをずっと追い続けて、その度に重ねてきた積年の想いが、
ギュッと収束して、昇華していくような気分にさせられましたね。

もう、定番中の定番というか、
シリーズの中で毎回、同じ様な展開で、
ラストシーンは自分の想像している通りに進むのに、
それでも最後は大きな興奮と、大きな感動を与えてくれる。
そして、最初の「ロッキー」から40年。
自分が初めて観た「ロッキー4」から30年。
それだけの時をを経て、今になっても、
まだまだ新しい感動を与えて貰えた事を、とても嬉しく思うし、
それを映画館で味わう事が出来て、とてもとても良かったと感じています。
なので、やっぱりこれはまさに感無量という物なんだなぁと。
シリーズをずっと観てきた自分にとって、
最高の贈り物となる、素晴らしい作品でした。

個人的に、この作品はいつか自分の父に観て欲しいなと思います。
「ロッキー4」のレビューにも書きましたが、
当時、中学生だった自分に、
父が勧めて観せてくれた映画が、「ロッキー4」でした。
当時の父に、特別な意図があったわけではないと思いますが、
この作品を観たことがきっかけで、洋画に興味を持つようになったし、
今の映画好きの自分があるのも、この作品のお陰かなと思う部分があります。
ありがとう、ロッキー。そして父に感謝の気持ちを込めて。
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