「愛を終わらせないない方法は?」と、長澤まさみ演じる、弥生に問いかけられて、
本編を観進めながら自分なりに考えながら観ました。
映画本編について、ストーリーは良く出来ているなぁと思ったし、真実が明らかになって行く後半の展開には、捻りが効いていて見応えはあったけど、それを辿っていく登場人物の心境や、行動に、共感出来ないというか、ちょっと理解しづらい部分が多くて、付いていけない所があったのが、残念だったなぁ。
悪くはないけど、凄く良いとも言い難く、なんだか微妙な感じ・・・。
ラストは感動させたいのか、驚かせたいのか、描き手の伝えたい事は、上手く伝わってこなかったような、そんな印象になってしまいました。
キャスト陣も豪華なんですけどね・・・。
佐藤健はまだギリギリかなぁと思ったけど、中島歩の大学生役は、ちょっと渋過ぎだろうと思ったし、仲野太賀くんや、河合優実さんも、あまり見せ場が無かったし。
あと、竹野内豊も、カッコ良かったけど、役柄は脇で効いていたとは言い難く。
いいキャスト陣が揃っていただけに、ちょっと勿体無いなぁって思ってしまいました。
最後に、「愛を終わらせない方法は?」という問いかけについて。
確かに、愛は、日毎に情に変わっていくものなのかも知れない。
でも、時折ふっと思う。
炬燵でスヤスヤと昼寝している妻と、
嬉しそうに携帯で、友達とLINEをしている長女。
そして、好きなぬいぐるみを持ってきて、ママごとをしている次女と三女。
そんな、日常の風景を、ふと愛おしく思う瞬間、
愛は、失っているのではなくて、思い出しながら、続いているんだなぁと、
そんな事を考えたりしました。
だから、「愛を失わない方法とは? 」。
「思い出す事」なのかなぁと言うのが、自分なりの答えかなぁ。
だから、愛と情が折り重なって、愛情となるのかなぁと、
そんな事を思ったりしました。
