困ったちゃん

ゴッズ・オウン・カントリーの困ったちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
もうどれぐらいこんな期待も何も湧かない地を見てなかっただろう。音楽も台詞も遠ざける閉塞感。閉塞感の苛立ちは期間労働者としてやって来た男ゲオルゲに向けられる。何事も極限まで気付かない大切さ。ジョニーの終盤の言葉「変わりたいんだ」に全てがこもってる。

彼らの生き方に否定的な描かれ方は無く、処々で感じる生まれ変わりの描写にささやかな安堵感を抱く。

寒々しい映像とゲオルゲの生活知識がヤバくて惚れぼれした。
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