クリスチャンベールの口元に浮かぶ薄ら笑い…私の口元にも皮肉めいた笑いが浮かんでたはず😉
面白いわぁ〜！あの9.11からイラク戦争へ至る世界の動きの舞台裏。暗躍する影のフィクサーアメリカ🇺🇸副大統領チェイニー。
妻のお尻に敷かれた出来損ない大学生から一念発起、政治の道を志し、下院議員・大手企業のCEOを経て副大統領の地位まで上り詰める。そこには計算と駆け引きが隠されていた。
実名で登場する政治家達。サムロックウェルのポンコツ大統領ブッシュJr.ぶりはお見事です！
下院議員から国防長官になったラムズフェルドにスティーブカレル。数日前に見た＂ビューティフルボーイ＂の息子を思う暖かい父とは正反対の、下ネタ好きな俗っぽい政治家が似合う。
エイミーアダムスの下顎と体全体のお肉は役作り…だよね？糟糠の妻なのか恐妻なのか、迫力満点です。
パウエル国務長官なんて本人特別出演？かと思っちゃいました！
そしてクリスチャンベール！いつもながら変身ぶりが見事過ぎてまるで別人！でもこれって最初からもっと太った人が演じた方が早いんじゃない？あははっ😅
いやいや皆さんの腹黒さが漂う見事な変身ぶりには驚かされますね〜(´⊙ω⊙`)
いろんなところに皮肉が効いてる。中盤挟まれる唐突なクレジットタイトルは笑えた。
ブッシュJr.に副大統領職を要請されるシーンの心理戦、イラク戦争に持ち込む強引なやり取り、謎のナレーション男の真実、ラストの座談会…などなど。
あの頃のアメリカと世界の政治情勢を思い出しつつ、裏事情を垣間見る事が出来る興味深さ。
でも…本人達がまだ生きてる今、こんな映画を作っちゃうアメリカ🇺🇸は凄い！日本の政治の舞台裏を、こんなに皮肉たっぷりの切り口で語れるのだろうか？🤭
