伊達巻

ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスの伊達巻のレビュー・感想・評価

4.5
新年一本目はヴィヴィアン・ウエストウッドのドキュメンタリーにした、めちゃめちゃ幸先の良い気分になった。名前間違えて覚えてたくらいに彼女のことは知らなかったのだけどすぐに好きになってしまった。自分が作らせたはずの服を見ながらFワード連発してボロクソ言いまくってた彼女が「こんなクズはショーにも出せない」と肩を落とす姿が悲しくてちょっと泣きかけた。もう幕を降ろした方がいいかもしれないという相方の意見がでたところですでに業界において彼女は過去の人となってしまったのかもしれないが、偉大なる業績と華麗な生き様はどれだけ後になっても語り継がれるんだろうと思った。むしろ残されたブランドがどうなるのか、門外漢にも程があるけどこんなんみちゃうと心配、というか気になる。
「ひとりでいる時間と同じくらい彼との時間が好き」って言える彼女が眩しかった、恋愛において「パートナー」って言葉がしっくりきたことがないんだけどヴィヴィアンとアンドレアスのふたりはまさしくそれだったように思う。「唯一のレズ友になれたかもね」って嬉しそうに話すケイトモスがなんかずるいくらいかっこよくみえた
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