あもすけ

ブラッディ・リベンジのあもすけのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッディ・リベンジ(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

パッケージと煽り文句の印象とはけっこうかけ離れていて、とても丁寧にひとつひとつ気持ちを汲み取ってるように感じた。部屋に入ったんだから同意したようなもんだろう、みたいな暴論は暴論でしかないと肌で感じるとてもとても辛い場面だった。出かける準備のところから、あの表情が凍りつくまで、説得力がありすぎる。友達とのすれ違いも、気持ちはすれ違わずにちゃんとお互いが向き合っているのに、その想いからの行動が取り返しのつかないすれ違いを生んでしまうの悲しすぎる。自分の芸術に取り込んで、取り憑かれたように繰り返すことも、追求することで見えてくるものも、危うくても惹き付けられるのを止められなかった。記号的にされてしまってると感じる場面もあって、嫌だな、と思っていると、彼女も同じく気づいたみたいに謝ったりして、偏見がどこでも起こりうるみたいなとこかもと、ひとつひとつ納得できてた。
すごくよかったんだけど、なんでか最後のスローになるとこだけは、なんか違うと思ってしまった。でもほんとすごくよかった。
あもすけ

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