北海道シリーズ過去2作のような、絵本フェチが妄想する小さくまとまった 箱 庭 ではない。
最新作は、ちゃんとした【映画】を魅せてくれる。
過去2作もこよなく美しい 画 は愉しめたけれども、監督のカラーが強過ぎて受け付けない観客も多かったのではないか。
もっとどれほどにも深く鋭く繊細に演じられる極上のキャストが宝の持ち腐れと思えた無念を、ドカンと吹っ飛ばしてくれた最新作に大感謝。
「いただきます」と「ごちそうさま」
素朴な挨拶の言葉にこんなに泣かされるとは完全に予想外！
実は映画としては、観るまでほとんど期待していなかったので……
平伏して陳謝、ごめんなさい(>_<)
喉を過ぎ束の間に消えゆく「美味しい」が人に贈る、生きる力の底堅い強さ、美しさ。
いつか別れの時が来る人と人との繋がりをも永遠の輝きで包み込む「美味しい」にハグされた。
幸せ〜〜〜！
