Urakata1113

来るのUrakata1113のネタバレレビュー・内容・結末

来る(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

1:展開:★★★★☆
一見、怪奇現象にまつわる典型的なホラーのように思えますが、物語は家族の崩壊や人間関係の闇を掘り下げる心理ホラー的な要素が強調されています。ホラーでありながら感動的なドラマも含まれています。

2:映像表現:★★★☆☆
中島哲也監督特有のビジュアルスタイルが随所に光ります。カラフルでありながら不気味さを感じさせる映像美や、テンポの速い編集が緊張感を引き立てます。

3:恐怖:★★★☆☆
原作では ぼぎわん と呼ばれる恐怖の中心となる存在は、具体的な姿を描写せず、想像力に訴えかけます。そのため、じわじわと忍び寄るような恐怖感が特徴です。

4:テーマ:★★★★☆
本作はホラー映画でありながら 家庭愛 他者との繋がり といった普遍的なテーマが取り上げられています。恐怖だけでなく、キャラクターたちの人間的な弱さや葛藤に感情移入できる構成が魅力です。
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