エイデン

ハリーとヘンダスン一家のエイデンのレビュー・感想・評価

ハリーとヘンダスン一家(1987年製作の映画)
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狩猟のための銃器店で働くジョージ、妻ナンシー、娘のセーラとその弟アーニーらヘンダスン一家は、ジョージの趣味であるハンティングを兼ねてカスケード山脈の森へキャンプにやって来ていた
明くる日 帰路に着いたジョージは、運転中よそ見をした瞬間、動物をひいてしまう
毛むくじゃらの大きな動物は動かなくなってしまい、ジョージはクマではないかと恐れながらも安否を確かめに行く
しかしその動物はゴリラの様な風貌で、ジョージはそれが伝説の“ビッグフット”だと確信する
世紀の大発見だと大喜びするジョージは、嫌がる家族を説き伏せると、車のボンネットにビックフットを括り付け、再び帰路に着く
ビックフットが放つ酷い臭いに辟易しながら運転を続けていると、突然ビッグフットが息を吹き返す
驚いたジョージは急ブレーキを掛け、ビッグフットは前方に投げ出されると、今度こそ死んだように見えた
再度ビッグフットを運び、シアトルの自宅へと帰ったヘンダスン一家
夜も更けてしまい、明日にでもビッグフットをお目見えさせようと考えるジョージだったが、夜中に物音を聞いて目覚める
そこには冷蔵庫を漁るビッグフットの姿があった
一方 長年ビッグフットを追い続けるハンター ジャックは、ビッグフットの痕跡と共にヘンダスン一家の車のナンバープレートが落ちているのを発見する



ビッグフットを保護した家族が巻き起こす騒動を描いたコメディ映画

何かよくわからん生物がやって来て家族が何だかんだで幸せになるストーリーに見覚えがあるかもしれないけど、スティーブン・スピルバーグがノンクレジットで製作総指揮を勤めてるぞ

歩き去るビッグフットを捉えたパターソン・ギムリン・フィルムくらい年末の某オカルト番組で観た人も多いだろう
そんな日本でもお馴染みのUMAがおうちにやって来た!
やたらとリアルで表情豊か、何かお茶目でキモ可愛い姿は絶妙に愛着が湧いてくる
造形はアカデミーメイクアップ賞の常連リック・ベイカーだったりする
本作でもしっかり受賞してる

終始ほんわかハートフル
珍妙なやり取りも面白いドタバタ系なので、地味ながら家族で楽しめる良作
2019年にようやくDVDソフト化した発掘作なので観るなら今が新鮮
ちなみに続編がドラマで放送されてるらしいけど、そっちは未ソフト化

なお、ググってこんなのビッグフットじゃない!という方には、パラメータの全てを暴力に振り切った殺人ビッグフットが大暴れする『イグジスツ 遭遇』がオススメだぞ
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