エイデン

監禁惑星アメーバのエイデンのレビュー・感想・評価

監禁惑星アメーバ(2018年製作の映画)
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盗撮映像の販売を生業としている れいは、ある夜 奇妙な赤い光が落ちていくのを目撃する
落下地点に行ってみると、そこには赤い粘液に塗れた妊婦が苦しそうに喘いでいた
妊婦は夜空を指差し「あれが来る」と訴えるのみで、れいは救急に通報するも追及を恐れてその場を後にするのだった
翌日 れいは見知らぬスーツ姿の男たちの訪問を受ける
彼らは防衛省の人間と名乗り、あの妊婦がお腹の子ども共々亡くなったことを伝えられる
彼らはれいを防衛省の情報局へと連れていくと、本当に妊婦と話をしたのかと問う
妊婦は高度1万メートルから落下してショック死したことが確認されているといい、到底生きているはずがないらしかった
また彼らはれいが目撃した赤色の粘液に興味を持つ
既に現場にはそんなものは存在していなかったのである
事件が公にもなっておらず、防衛省が動いていることからも怪しまれてはまずいと考えるれいだったが、突然もう1人の男が現れ解放されることに
しかし れいは転んでもただでは起きず、仕事で使う小型カメラを男の名札に取り付ける
その映像には、赤い粘液は保護膜であり、何かの生物が女性を連れ去っては妊娠されて上空から放り出すという憶測を交わす彼らの姿が映っていた
にわかには信じがたい話だったが、れいは金になると踏んで友人である探偵の千葉にそのことを明かす
千葉は独自に調査を進めると、事件のあった近辺で複数の女性が行方不明になっていることが判明
その背後には女性を妊娠させる粘液状の生命体の存在があると判明し・・・



インディーズ感満載のSFパニック映画

女性を孕ませて増殖するアメーバエイリアン襲来!
脚本から何から力を入れている感があまり感じられないので緊迫感は皆無な中、事件に巻き込まれた姉妹の戦いを描く

というわけで、安いエロ漫画みたいな内容かつセクシー女優が主演、R15指定ということもあってお色気系な作品ではあるものの、思いのほかシリアスな物語が展開される
とはいえ安いのは確かなので肝心のアメーバも『マックイーンの絶対の危機』くらいのものが観られるというわけもなく、謎のホワッとしたVFXと手作り感の凄いビニール袋、そしてローションで構成されている
結果観られるのは、上裸の姉ちゃんがぬるぬるのビニール袋で遊んでるような映像
これはこれで衝撃的な画ではある

諸々と難とツッコミどころはあるけど、なかなか難易度の高い題材に果敢に挑んでいる様子は好感が持てるので、その辺りは良かったかな
質がかなりアレではあるけど、謎のフェチには溢れた作品なので、そういうの好きな人にはオススメです
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