このレビューはネタバレを含みます
「高校生時代は永遠。一番の思い出」みたいになんでも表現したがるドラマや映画はちょっと苦手なんだけど、
この映画は良い意味で裏切られた。
高校生時代も現在も思い入れが強いクラスメートと、そうでもない椎名くん(当時の人気者)とのギャップがリアル。
椎名くんと気が合ってると思い込んでた私(橋本愛さん)の名前を、椎名くんが全然覚えてなかったという現実がなかなかキツい。
自分が気にしてるほど、相手は気にしてないってあるあるだよな😢
岸井ゆきのさん演じる奥さんが、自分の旦那(椎名くん)を「つまんない男よ」というところが正論ぽくて良い。
本当は大した事ない椎名くんを中心とした良い意味で笑、浅い映画。
誰もが経験あると思うけど「現実なんてそんなもん」感は出来れば持ちたくないけど、持ってた方が傷ついたりガッカリしなくて済む。
青春時代を、綺麗に描きすぎないところが良い映画だなと思います。