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パッドマン 5億人の女性を救った男のkyokoのレビュー・感想・評価

4.0
TIFF2018③

アメリカはバットマン、インドはパッドマン!!!

インドでは女性は月経の間は穢れているとして居間に出てくることを禁じられる。高価なナプキンの代わりに使っているのは汚い布……ってこれが2001年の話っていうのにまず驚くけれど、ラクシュミが結婚するまでその習慣を知らなかったというのも信じがたい話だ。
それほどまでに禁忌的だったことなのに、ラクシュミは、ナプキンが高いなら俺が手づくりする!改善のためにモニター募る!あげく自分で擬似体験する!(さすがにちょっとひいた)
タブーも丸無視パッドマン、このインドでは完全にヤバイヤツ。家族から「なんであんたはそこまで女の股のことに執着するの!!」と言われるのも無理はない。

でもすべては愛する妻のため。
すごいよ、パッドマン…

国連でのスピーチは、きっと本人のスピーチのまんまなんだと思う。自虐的なユーモアを交えつつ、社会貢献の本質とは何かを考えさせるスピーチが刺さる(でもこの人こんなに喋れるんならもうちょい今までもうまくやれたんではと思うぐらい、今までのイメージから変わりすぎな気も)。

(後日、国連のスピーチは史実とは異なることが判明)

ラクシュミの奥さんもかわいいけど、ラクシュミに賛同してともに行動するパリーがほんとにステキ。インドの女優さんの美しさにはいつもうっとりしてしまう。
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