ひでG

フード・インクのひでGのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
3.9
食べ物の記録映画なのに、食欲を減退させる。

それは単に絵として食品加工の工程を見せられるというレベルではなく、
「食べさせられている」
「取り込まれている」という、
巨大な食品企業に組み込まれてしまう恐ろしさ、虚しさからくるものかもしれない。


いくつかのチャプターに分かれて、アメリカの食品工業の闇を表に出すドキュメントである。

知識が足りず、全部のチャプターが理解できた訳ではないが、対岸の火事では全然なく、今の日本、これからの日本を表している。

その中で特に印象に残ったチャプター【言葉】を二つ紹介する。

野菜や果物よりジャンクフードの方が安価な現実。
だから低所得者の方が肥満になる。肥満は決して個人の資質だけではない。

食糧生産にとって、種子は最も大切なもの。畜産にもそう!→劇中の牛とO157の影響の記録は、人によってはその後牛肉が食べれなくなるかも(・_・;

その種子をモンサントという巨大企業が牛耳っている。

一農家では到底抵抗できない(・・;)
まるで「アベンジャーズのサノス」のような圧倒的存在。

ちなみに、種子を牛耳る、牛耳られる法案は【もちろん、我国を牛耳るのはかの国の企業です、、】着々と進められているという。

このドキュメントは、最後に私たち消費者にできるとこを伝えてくれている。

【地のものを、旬なものを出来るだけ食べよう】と。


火曜の朝から超真面目な投稿でした😊
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