よもぎ

ウトヤ島、7月22日のよもぎのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
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ノルウェーのウトヤ島で起きた銃乱射事件。何も知らないまま突然の危難に襲われた若者達。
監督曰く『事実に基づいて制作されたフィクション』とはいえ、楽しいサマーキャンプから一転、突如命を奪われるかもしれない恐怖と緊迫感に襲われる人々の様子を演出無くそのままカメラで追い掛ける様に映しているので緊張感が凄い。何度か遠目だったり物陰の向こうに映る犯人らしき人影を観る度に島で逃げ惑う彼等と一緒に息を殺し注視してしまう。
多分、映画館でこれを観ていたら相当メンタルをやられていただろうな、と思う。それ程怖い。
でも一番は、こんな凄惨な事件が起こっていた事を今日まで自分が一切知らなかったのが一番恐ろしい。
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