Aria

ウトヤ島、7月22日のAriaのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
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これに点数つけて良いのかという気もするのでスコア無し…。

72分間ワンカット

犯人の姿が見えず、ただ銃声と逃げ回る人の悲鳴や走る音が聞こえ、その音だけを頼りに震えながら身を隠すという…。

精神的にどどどどどっと疲れるけれど
この途方も無い緊張感が、実時間たったの72分という事と、そのたった72分間に69人の若者の命が奪われたという恐ろしさにただただ震える。

取り乱すのは当然だし
あの状況で正解なんて無い。

市内での爆破テロから数時間後に、ウトヤ島に乗り込んできた犯人の執念がまた恐ろしい。

映画では描かれていないけど、その後の犯人の逮捕の状況を知るとまた怒りが込み上げて来る。

こんな凶悪犯に何言っても通じないんだろうけど、身勝手にも程がある。



真実は一つとは限らない
生存者の証言を集めて作った映画という事だけれど、語られなかった多くの命の冥福を祈ります。

つい最近あったNZの銃乱射事件もそうだけれどこういう凄惨な事件はいつ自分や身近な人に降りかかって来るか分からない。

かといって準備できることもなく、怯える必要もなく、私はいつも通りに生活したい。

責められるべきは犯人。
Aria

Aria