少し言いづらいが、そこまでハマらず。正しい方向なんだと思う。良い話だと思ったし、これを伝えるのに変則的な演出は不要というのはわかるが、それでも物足りなく感じた。
様々なカップルが描かれ、その変異点を見せつつ、最後には繰り返すことではなく、微妙に違うことが希望につながる構成は上手いと思った。けれど、上手いがゆえに収まりすぎてしまった感じがあり、それが自分の感じた物足りなさの正体だと思う。
個人的な思い出で言えば、伊坂原作と多部未華子のタッグは『フィッシュストーリー』以来だったので勝手に期待した部分はあるけど、多部ちゃんの周辺って最も掘り下げられていないところだった。
