このレビューはネタバレを含みます
あ〜、惜しい!
冒頭で鳥肌が立ち、グイグイ引き込まれた。交錯する2つの世界。いったいどちらが現実なのか。吉岡里帆はとてつもなく可愛いし…これは「バタフライ・エフェクト」に並ぶ傑作か?と思って観てましたが…
終盤尻つぼみに。最後はそんなオチか!
価値観的、倫理的にもアウトでした。
あのふたり、ひどすぎないか??トモヒコが可哀想すぎる。
電車で一目惚れっていうのも、美男美女ならではの少女漫画みたいな設定だし、電車でイケメンに一目惚れするような女がトモヒコと付き合う?
トモヒコの良さをわかって、彼のことが本当に好きで付き合っていたなら、後からタカシが出てきたところでマユコの心が揺れ動くことはないはず。
親友の彼女を無理やり奪おうとするタカシも、ふらふらしてスキだらけのマユコもひどい。
そして最後、都合の悪いことは全部忘れてやり直そう、って虫が良すぎ。
そもそも、辛いことや都合の悪いこと、嫌なことは全部無かったことにして消してしまおう、その方が幸せ、っていう考え方・価値観に疑問を感じる。
あらゆる経験の意義や重さを無視している。
染谷くん、役つくり込みすぎ、笑。もうこういう役しか来ないのかな、、