ウィンズローという若者が、イングランド諸島にある灯台に看守をするために訪れる。そこにはウェイクと呼ばれる足に傷を追った初老がいた。仕事に対して口うるさいウェイクの元、口数少ないウィンズローが我慢をしながら作業を続けるが、ウィンズローには誰も言えない、ある秘密を抱えていた・・的な物語。
「こいつにだけは絶対に灯台を守らせるなオブ・ザ・イヤー」を受賞しそうな人間が奇跡的に2人現れ、同じ灯台の基で生活する灯台からしたら超はた迷惑な話。その不穏な描き方、崩壊までの過程を『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』でおなじみのA24が手掛ける。分かりづらい描写も多く、鑑賞後、ついつい答え合わせをしたくなる。灯台下暗しとはこのことだ。
